名建築を訪ねる旅 吉村順三10坪の家(箱根仙石原)

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1969年に名建築家 吉村順三が設計した10坪の平屋の家を見学するために箱根に行ってきました。

 

「木楽な家」の新シリーズとして、「ゆったり一人暮らし、あるいはゆったり二人暮らし」少し頑張れば4人暮らしも出来る小さな平屋の住まいCuteシリーズを設計している最中に、この見学会情報が入り、これは見に行かねばということで行ってきた次第です。

箱根仙石原に親族の別荘として建てられた建物を元の状態に修復すべく、クラウドファンディングで募金を募り、少しづつ修復されている最中の建物です。

私は、10坪という広さは、二人暮らしにはちょうどいい大きさだと思っています。そんな空間を是非この目で体感したくて行ったのです。

本来、外壁は、下見板張りだったそうで、次の改修で行う予定だと伺いました。

内部に入ると、10坪とは思えない広さに驚きました。お風呂・洗面所・トイレの空間を最小限にして、リビング廻りを広く設計してあるとはいえ、このボリューム感はさすがという感じです。

大きく切り取られた窓には、周りの木々が映り込み、何とも言えない「居心地の良さ」を醸し出しています。

籐製のソファーやダイニングチェアーも当時のままというお話にさらにびっくりしました。座らせて頂きましたが、その座り心地に感動しました。

リビングと少し小上がりの茶の間は、ふたつの空間に座った人たちが同じ目線でお話しできるように高低差を設けてあります。絶妙な高さ設定に感服です。

 

また、リビングと茶の間の間には建具が入るように敷居があるのですが、建具は作られてないそうで、その一体感がまた居心地につながっているのでしょう。

最後にもうひと部屋、3帖のタタミ部屋があり、これがまた落ち着く広さでした。

本当にいいものを見せていただき、感動した一日でした。

 

この感動を「木楽な家」Cuteシリーズでも是非お伝えしたいと思います。ゴールデンウイーク中の4/30から5/6までCute9坪からCute18坪までのシリーズの内、Cute18坪の見学会を行います。

 

是非「ゆったり一人暮らし、あるいはゆったり二人暮らし」少し頑張れば4人暮らしも出来る小さな平屋の住まいをご体感ください。お申し込みは、「お問い合わせフォーム」からお申し込みください。ではまた。