星を眺める、家族みんなが集う家。
木の良さを知ることで我が家のテーマが決定
「木の家を建てたい」と家づくりに臨んだYさん。候補に挙げた住宅メーカーの中で、最後にコンタクトをとったのが尾堂産業だった。「家づくりの本を見て気に入ったんです。木と漆喰のバランスが好みで、実際に『木楽な家』を訪ねたら…もう他は考えられなくなりました(笑)」。
そこから木の家について改めて勉強を始めたというご主人。それまでの雰囲気重視のイメージから、家族のこれからを真剣に考え、素材や間取りに対してのこだわりを強くしていく。
「家族みんなが気持ちよく過ごせる、をテーマにしました。自然素材の力で引っ越した後も健康的に暮らせ、コンパクトでもリラックスできる小さな「木楽な家」は、私たちに最適なプランだと実感したんです」。常温でじっくり乾燥させた音響熟成木材は今回、床板だけでなく構造材すべてに採用。
幻の漆喰や音響熟成木材は、空気を浄化する性能も持っている。ご主人の営む仕出し屋と隣接するY邸。家に入った途端、オンオフを切り替えられる寛ぎに満ちた住まいにご主人も納得の笑顔。
真摯な姿勢に感動しました。
『木楽な家』で暮らし始めてから、驚くほどぐっすり眠れるんです。プランづくりだけでなく、建築中でも私たちの思いや考えを一緒になって形にしてくれる、そんな真摯な姿勢にも感動しました。
なんとなく集まりたくなる、居心地の良さ。
総2階建ての堂々とした風格。一見、小さな家とは言えないのでは?との疑問がわいてくる。実はY邸、2世代住宅なのだ。1世帯当たりの建坪は25坪。つまり小さな「木楽な家」が上下に重なって作られているというわけ。1階がYさん家族、2階はYさんのお母様と弟さんが暮らしている。それまでも家族全員が一緒に住んでいたので、玄関は一つにして内階段で気軽に互いのフロアを行き来できる造りに。ただしキッチンや浴室はそれぞれに設け、使い勝手と快適性をアップさせた。
1階はLDKをゆったりと確保。これは家族全員で食事をしたり、将来増えるであろう新しい家族の来訪を考慮してのこと。「だからついダイニングテーブルが大きくなってしまって」とご主人。テーブルに集う家族団欒を想像するだけで微笑ましい。また、各フロアともに間口を天井まで広げる手法を使い、25坪とは思えないほどの開放感をもたらしているのも特徴だ。