2025/04/25
今日のお話は、内障子についてです。木楽な家では、窓の内側にカーテンやプリーツスクリーンではなく、内障子を取り付けることを標準にしています。
費用もカーテンやプリーツスクリーンと同じ金額で取り付けることが出来ます。
よくお客様から内障子を見て、和ですね。って言われます。でも私自身は和という意識はなく、木ととても相性がいいし、室内が柔らかい雰囲気になるので使うことが多いです。
しかし、そんな理由ばかりではなく、実は内障子を使うのにはもっと大きな理由があります。今からその理由についてお話したいと思います。
以前、木楽な家の窓にはプリーツスクリーンをつけていました。巻き上げたとき、上部に畳み込まれ、カーテンのように窓のわきにかさばらないので、木と漆喰のすっきりとしたシャープな窓廻りが出来るからです。
ところが、引き渡して10年以上たった頃からプリーツスクリーンの巻き上げるヒモが切れたり、スクリーンをつないでいる糸が切れたりする事例が出てきて、メーカーに修理依頼をしたのです。
すると残念なことに、10年経つとメーカーは部品を置いていなくて、新商品に変わったので対応できませんというのです。
仕方なく、お客様とお話して新しくプリーツスクリーンを購入して頂きました。
これは、ヒモが切れかかっている事例です。このまま使い続けるといずれ切れてしまい、開閉できなくなります。
そんな事例が、実は何件も続いたのです。
これはなんとかせねば!
そして思い当たったのが内障子でした。じいちゃんやばあちゃん家にはありましたよね。日本の文化ですよね。
破れたら張り替えればいい。
和紙自体の断熱性もある。
なにより柔らかい光で面光源になり部屋がほんのりと明るくなる。
欠点もあります。部屋が暗くならないこと。これは雨戸を閉めることで対応しています。
伊集院モデルの内障子です。いい雰囲気だと、私は思います。
そして何より、いつまでもこの状態であり続けることです。紙は小さいお子さんがいたずらして破れるかもしれませんが、その時はモミジをちょこんと貼りましょう。
メーカーに振り回されることのない、簡単に交換できる内障子のご紹介でした。
見学ご希望の方は、いつでも連絡してください。ご案内いたします。ではまた。