スタイルに合わせた機能性と古木を取り入れた、
記憶に残る住まい。
想いをかなえられる家を
見つけられた喜び。
「家の持つ雰囲気、空間、居心地…とにかく心が落ち着くんです。いろんな住宅メーカーを回りましたが、座ってまで話そうととは思わなかったんです。でも”木楽な家”にお邪魔した時は1時間くらいすっかり話しこんでしまって。仕事に遅刻しそうになりました(笑)」実はそのときすでに他メーカーでプランを作ってもらっていたとか。
しかし「家のど真ん中に吹き抜けを作る」という譲れないリクエストがあり、そのメーカーでは不可能だと断られていたIさん。尾堂産業を訪ねた時は一番に吹き抜けのことを聞き、「できますよ」とあっさり言われて「ココだ!」と心に決めたとのこと。
「心が通じ合うような家づくりでしたね」。ご主人の言葉からは、家づくりの楽しさが感じられる。阿久根市という場所柄、大工はI邸の近くに工事の間泊まり込んで作業にあたった。Iさんは毎日様子を見にゆき、大工やスタッフと話をしたとか。
「ときには大工さんの宿で焼酎を飲みながら家談義をしました」。酒の席での話のつもりが、翌日現場で反映されているのを見て、嬉しい気持ちになったのは一度ではなかったそう。
どこもかしこもお気に入り。
着工前から思い入れたっぷりで建てた家ですから、すべてお気に入りですね。取り立てて言えば、リビングの畳スペース。ここに座って、漆喰壁にプロジェクターで映画を映して観るのも楽しみのひとつです。
室内がまるで森みたいでしょ?自然の中で映画を見ている贅沢な気持ちを味わえますよ。
ライフスタイルに合わせた機能的な間取り。
I邸のテーマは『各部屋からリビングが見える』『大画面で映画を楽しめる』が大きな柱。前述にあった、家のど真ん中に吹き抜けを作るというリクエストは、各部屋からリビングが見えるために必要なプランだったのだ。ご夫婦が共働きをしていることもあり、I邸ならではの工夫が見られる。特に印象的なのがキッチン&ダイニングルーム。
リビングから独立した形になっており、メインの玄関や家族用玄関へすぐにアクセスできる。これは看護師をしている奥様の出勤時間が不規則なことに由来。帰ってきてすぐに食事をとるのにも便利だし、子供たちが眠った夜に出勤するとき、リビングでパタパタ物音を立てなくて済むように考えられているもだ。水回りは直線で結び、家事動線も配慮されている。
2階は中央にある大きな吹き抜けをぐるりと囲んだ間取りがユニーク。小学生の娘さんたちも、『迷路みたい』『2階からお母さんやお父さんが見えるんだよ』とお気に入りの様子。
いつまでも記憶に残る家づくりを。
I邸はトイレのカギがかなり面白い。『ざるかん』という方法で、昔の家の雨戸鍵に使われていたのだとか。”木楽な家”では、有害物質やにおいを吸着する幻の漆喰、調湿作用や脱臭作用のある清活畳、燻煙処理木材といった自然素材のほか、こんな遊び心がちりばめられているのだ。
さらにご主人が着工から完成まで写真撮影をし、プロモーションVTRを作成!見させてもらったが、プロが作ったようなできばえに感心しきり。映像を見ながら一番末の男の子が「ここで焼肉食べたね」「ここは大工さんがいたところ」と説明してくれた。小さな子供にも家づくりの過程がしっかり記憶として残っているのだ。
「我が家が良い家か、悪い家か、評価してくれるのは子供や孫の代だと思っています。将来、どんな評価をもらえるのか楽しみですね」