串木野の家 合併浄化槽の設置

串木野の家に、合併浄化槽を設置しました。

下水道が整備されていない場所では、合併浄化槽が必要となります。

バクテリアの力を借りて、汚水を綺麗な水に変えて川へと流すためです。でも、下水道が整備された

地域と比べると、新築時点で50万円を超える費用が余計に掛かるので気をつけて下さいね。

 

今回の浄化槽位置は、基礎と道路との間に設置するため、基礎工事が入る前に埋めた方が工事が

スムーズに進むと判断し、先行して工事に入りました。

 

ところが、浄化槽を設置する予定の場所を掘り進めると、なんと底に大きな転石が出てきたのです。

頭を出している大きさから判断してもかなり大きな石です。これを削岩するにも費用が掛かり、また

すぐ横には電柱も立っているので、石を撤去するのを諦めざるを得ませんでした。

再度、位置を図面と照らし合わせながら検討して、この石の分だけ浄化槽をずらす事にしました。

すぐ横には、自転車やバイクの入口となるスロープがあり、これに影響しないことを確認して

スライドしました。

石ぎりぎりで、浄化槽の基礎コンクリートを打設しほっとしました。

翌日、浄化槽を設置し、水張りをして埋め戻しました。

土の中は、このようにどうなっているのか、掘ってみないと分からない部分があります。

事前に想定できない分、現場での判断が重要になってきます。経験に左右される部分も多々あり、

建築には熟練者が必要な部分ですね。さて来週から基礎工事に入っていきます。では、また。